台湾、1万円の「消費券」配布 景気浮揚へ全住民に

2009年01月18日 20:29

 18日、春節(旧正月)用の食材などを買い込む人々でにぎわう台北市内の迪化街で「消費券の使用歓迎」と呼び掛ける商店(共同)

 【台北18日共同】台湾政府は18日、景気低迷脱却に向け、約2300万人の全住民を対象に一律3600台湾元(約1万円)相当の商品券「消費券」の配布を始めた。日本で1999年に発行された地域振興券や2008年度第2次補正予算案の目玉である定額給付金に似ているが、景気浮揚効果を欠くと不人気の日本の措置と比べ台湾住民の評判は総じて良く、明暗を分けた形となった。
 消費券は馬英九政権が掲げる景気刺激策の柱。使用も同日解禁し、期限は今年9月末まで。日本と同様の“ばらまき”批判などがあるものの、今月下旬の春節(旧正月)を控え消費意欲が高まりやすい時期だっただけに、住民に受け入れられたとみられる。
 500元券6枚と200元券3枚が1組。政府は約850億台湾元の特別予算を組み財源とすると同時に、所得制限は設けなかった。各地の小学校など約1万4000カ所で一斉に春節のお年玉として赤い袋に入れて配られた。